待ちに待ったレストラン開店の日。
(開店準備の記事⇒おうちレストラン じゅんびちゅう!)
メインのグラタンを熱々で提供したいので、飲み物とサラダとパンを召し上がっている間にグラタンを焼くことを長女と決めた。
どうせなので、お客さんに入ってもらう前に、長女にサラダをつくってもらった。子ども用の小さなテーブルを作業台にして、飲み物は注文が入ったら長女がこの台で用意する。
サラダが出来上がったら準備OK。
お客さん役の主人と次女には廊下に出てもらい、ロールプレイ、スタート!
「おや、新しいお店が出来てるぞ、お腹減ったし入ってみよっか」と、主人の声が廊下からする。
ドキドキ顔で待つ長女。
ドアを開けて入ってきたお客さんに「いらっしゃいませー」と笑顔で挨拶した。
普段と違う緊張が伝わってくる。
着席の際に椅子を引いたり、メニューを説明したり、なかなか上手に出来ていた。
入った注文をメモに取ったのがコレ。ぐらたんの「ぐ」が逆だったりちょっと笑える。
づらたんって…ヅラを被ったゆるキャラっぽい(笑)
他には、オレンジジュースを「お」、りんごジュースを「り」で区別したところが本格的だなと。
後で訊いたら、長女の好きなラーメン屋さんの伝票の真似をしたんだそうな。
知らない間に色々観察してるんだな…
作業台で飲み物を用意し、サラダとパンも運ぶ。主人が頻繁にウェイトレスさんに話しかけている。
「このお店はいつ出来たの?」とか「これは何?」とか。
長女はなんとか丁寧語で返答していた。
キッチンでは、慣れないコックがバタバタと走り回っていた。
ストローやカトラリーやパン取り皿を探したり、パンを切ったり、グラタンを焼きに入れたり。
長女と違って、準備不足過ぎた(*_*;
メインのグラタンを召し上がって頂き、お客さんは満足げに席を立った。
そこで、気がついた!
メニューの価格設定をしていなかった…。
長女に耳打ちする。
「○○のレストランだから好きな値段でいいよ」
すると少し考えた長女、
「今日初めてなので、タダでいいですよ」と言った。
お客さんは、
「いやいや、美味しく食べさせてもらったので、お金を払います」
と、押し問答になっている(笑)
結局、一人1,000円に決まった。
(親切だと思いきや、結構きっちり取るのねw)
計算機能が使えるおもちゃのレジで二人分を計算。
さすがに2,000円は読めなくて、「2ひゃく、じゅう…」としどろもどろになっていた。
小さい方のお客さんが、帰り際にお店のディスプレイのぬいぐるみを気に入って購入した。
お洒落なカフェでよくある、雑貨販売もしているお店の設定らしい。
これも1,000円。
お見送り。
最後の挨拶は、ありがとうございますの後に「バイバーイ!」「また来てね~!!」と手を振っていた。
最初の緊張感が抜けて、フレンドリーな店員になっていた(笑)
長女も次女も、すごーく楽しかったとのこと。
段取りの悪いコックは大汗かいたけど、子どもたちがこんなに楽しんでくれたので、またやりたいな。
保護者向け冊子ぺあぜっとiでは、接客のプロが教える技が読める。
(開店準備の記事⇒おうちレストラン じゅんびちゅう!)
【ねらい】
敬語を使ったコミュニケーションに挑戦する
(2015年11月ぺあぜっと)