今月の料理課題は、お魚の下処理から行い、煮魚を作る。
土曜の昼下がり、スーパーの中に入っているお魚屋さんへ。
たくさんの調理前の魚が並んでいる。
鯖や鰯はもちろん鯛、かわはぎ、いさき、かさご、活平目、活伊勢海老まで!
(活きたものは水槽の中です)
「どの魚で作る?お手本の写真は【メバル】って魚なんだけど、ないよね」
ざっと見て見つからなかったので、サバが調理しやすいかな、それとも切り身にするかなと考えていたら、
「あったよ~!」
と、長女が呼びに来た。
大きなメバルが、じっくり見ていない大型の魚の列に並んでいた。
…1,400円!?
目玉が飛び出しそうになった(笑)
レシピは4尾を煮て、一人一尾、自分で骨を取って食べるようだが、これ4尾って破産しますがな。
お手本は3尾がフライパンに入っているから、もう少し小さいサイズなんだと思う。
そもそも、店頭には2尾しかない。
こんな大きな魚煮たことないし、煮る鍋あったかな…
「他の魚でもいいんだよ、こっちとか~」
(大衆魚へ誘導しようとする私)
「ううん、メバルがいい♡(目がぷにぷにだから♡←可愛いらしい)」長女がウキウキしているので、メバル1尾を買って帰った。
計測すると、全長29cm。
さばきごたえがありそう。
まずはウロコ取り。
我が家に鱗取りの器具はなく、ぺあぜっと流に「ペットボトルのフタ」を使用。
昔釣りをしていた主人が「こんなんで取れんの!?」と、感心していた。最初はぎこちなかった長女も徐々に慣れてきて、ガリガリと小気味良い音と共に盛大に舞い上がるウロコ!!
思った以上に飛び散るので、ぺあぜっとの助言どおり、ポリ袋に入れたらセーブできた。
コストコの超巨大ボウル(今回初めての使用w)に塩水を張り、洗う。
次に、エラを切る。
我が家のペットの出目金が餌を食べる際、エラの中が見えて「あの赤いのは何?」と言っていた長女。
メバルのエラも赤く、鮮やかな赤紫色だった。
しかも3枚連なってる!!
なかなか切れない。
何しろ、エラ蓋が開かない。
力を入れると、鋭い突起や取り切れていないウロコが指に刺さって痛い。
この頃から、女・子どもには小さい魚の方が処理しやすかったのでは…と少し後悔。
主人が加わり、エラを開いて長女が切りやすいように切り込みを入れたり補助してくれた。
次は、盛り付けの裏表を考え、裏側の腹からはらわたを取り出す。
魚の盛り付けなど、食事のマナーは教えられなくても家庭での習慣が勝手に身についていくものだと思う。
でもこうやって自分で考えることで、理由とともに記憶に定着し、確固たるものになるのだろう。
はらわたも、簡単には出てこず…。
サンマなんかはスルスル~と取れるのに。
頑丈すぎます、メバルさん!
大人も手伝いながら、なんとか取り出した。↑苦手な人もいると思うので一応モザイク(笑)
主人が「メバルの肝は食べられた気がする…しかも珍味」とか言いだしたけれど後の祭り。
すでにゴミ箱にインしているので諦めた。
長女が内臓を嫌がるかと懸念していたが、全く心配なかった。
むしろ、全行程を楽しんで取り組んでいた。
もともと魚料理が大好きな家族なので、魚は身近な存在だったのかな?
飾りの切れ目を入れて、家にある一番大きな鍋へ投入。
って、土鍋だし。最初に切っておいたネギや生姜も一緒に。
もちろん調味料も長女が計った。
メバルは細かな小骨がなく、身離れが良いのでとっても食べやすく、白身で淡白なのに味がしっかりしていて美味しかった。
味付けは、煮る前の調味液の色が濃いので辛くなるかと思ったけど、そのようなことはなく、丁度良かった。
美味しすぎて、長女と次女がパクパク食べるから、あっという間に無くなってしまった。
ほほ肉も二人にあげた。
あ~食べたかったな(笑)
保護者向け冊子ぺあぜっとiには、魚の食べ方が図と共に載っているので魚が好きではない人でも子どもに教えてあげられる。
一人一尾食べるなら、挑戦させたかった。
また次回取り組んでみよう。
魚に果敢に挑んだ長女を見て、「早く一緒に釣りに行きたいなぁ」と主人がこぼしていた。
【ねらい】
日本人に馴染み深い食材である魚の基本的な扱い方を知り、魚料理に親しむきっかけをつくる
(2015年11月ぺあぜっと)