今月の料理課題は、保存食作り。
家庭で干し柿を作る。
長女と私、干し柿大好き(*´ω`*)
素人でも美味しく作ることができるのだろうか。
「ぺあぜっとi」によると、貴重な甘味源として古くは奈良時代から利用されたとのこと。
1,300年前ですぜ。
たかが干し柿、されど干し柿である。
先人たちの知恵に感謝しつつ、じっくり作っていきたいと思います。
入手の難しさ
渋柿を売っているのを見たことがなく、自分が見逃しているだけだと思っていた。
しかし、大手スーパーを巡ってみて、見つからない。
個人商店の八百屋さんに訊いてみると、少量での発注はかけられないとのこと。
それと同様に、インターネット販売でも少なくても40個から。
譲ってもらえるような知り合いもいない。
※無人販売所にて入手した方もいらっしゃいますよ~。
(minさま、コメントありがとうございました!)
我が家はマンションで、軒先が無い。
吊るす場所は、洗濯物干しざおになる。
洗濯物を沢山干す日は、柿たちを室内へ移動させることになると思う。
柿が大量だと、干す場所の確保と移動が難しくなる為、少量しか作れない。
10個くらいが限界かな…。
少量の柿の入手手段が無い。
今回の課題は見送って、お手軽にざるで干しリンゴでも作るか~と思っていた時、ふと思い出した。
近所のお寺の境内の柿の木がたわわに実っているのを。
灯台下暗し
ほぼ毎日視界に入るので背景に溶け込んでいて、注目していなかった。
そう言えば、長い間、綺麗な橙色を実らせている。
ということは、渋柿?
主人と相談して、少しだけ分けて頂けないかお願いしてみることになった。
週末の昼下がり、主人と長女の二人で向かった。
もちろん、ぺあぜっと持参。
柿をいただく目的が勉強の一環だとお知らせできれば、所有者も提供しやすいのではないかと思って。
「柿欲しい」だけだと、毎年せびられるんじゃないか?と不安になるかもしれないし。
出かけた二人、頬を紅潮させて戻ってきた。
お寺のご住職の奥様は、とても優しく人柄の良い方で、ぺあぜっとを見る前に、快諾してくださったらしい。
そして二人はハサミと袋を持って再度出かけて行った。
戻ってきて、見せてくれた柿がこれ。
うわ~。
硬くハリがあってツヤツヤ、綺麗な橙色の渋柿。
10個頂いたところ、「もっと持っていってね」と有り難いお言葉をいただき、さらに5個追加させてもらったらしい。
なんでも、今年は豊作で、奥様は郷里のご友人たちにも譲っているのだそう。
まだまだたわわに実っているから、果実ってすごい。
お寺の奥様、快く分けて頂き、本当にありがとうございました!
ぺあぜっとiには、「渋柿作りには平均気温10度くらいが最適」とある。
20度前後の現在は適さないので、肌寒くなるまで冷蔵庫で保管することにした。
(0~5℃で1~2か月、追熟させずに保管できる)
干し始めは11月下旬くらいかな。
とっても楽しみ。
お寺の奥様にも「上手に出来たら見せてね~」と言われているので頑張るぞ~~!
(続く)
続編できました!⇒食文化の伝承、ほしがき(後編:意外な結末) |
【ねらい】
・手間や時間をかけて作ることの楽しさ、達成感を味わう。
(2015年10月ぺあぜっと)