昆布とかつおぶしから取る出汁を使った美味しいお汁にふんわり卵♪
そんなに本格的な日本食を子どもが作ってくれるの!?
ワクワクで挑んだ、今月の「りょうりにちょうせん(料理に挑戦)」です!
子供のぺあぜっとにはおおまかな手順が書いてあるので、イニシアティブをとってもらうためキッチンに持ち込み、自由に見れるようにしている。大人のぺあぜっとiには細かな材料や説明が書かれているから、私の手元に置いている。
3回に分けて、味見をするように指示がある。
昆布を取り出した時、鰹節を取り出した時、調味後。
最初の2回は「う~ん?」「ちょっと味がついたかな」と首をかしげていたので、真水と比べさせたら、目を丸くして出汁が出ていることを実感したようだった。
調味後の味見は「美味し~い!」と笑みをこぼした。
手順では青ねぎを切るのだけれど、切って冷凍したものがあるので買っていない。
他の料理の時に何度もねぎを切ってもらったことがあるから今回はパス。
冷蔵庫にあったお豆腐を入れることにした。
豆腐を切るのは初めてな長女、ビビりながら切る姿が可愛かった。
卵液を菜箸に添わせてくるくると円を描くように注ぎ込むのが難しかったようで、残念ながら卵はふわっとならず、塊になってしまった。作り方を知らない主人が試食の際に、
「あれ?卵ってふわふわしてるものじゃないっけ?」と何気に訊いてしまい、長女が無言で俯いた。
一瞬、気まずい空気が漂った(笑)
机の下で主人の足を蹴ったろかと思っていたら、
「これね、難しいんだよー!パパもやったら?」と長女が普通に言ったので、私はビックリした。
今までは、プライドが高く、こういう時は「うるさい!」と怒って泣いていたから…。
新たな成長を垣間見た瞬間だった。
うちは、おでんや肉じゃがなど出汁が重要な料理の時は出汁から取るけれど、毎日の味噌汁なんかは簡易だしを使ってしまう。
久々に出汁のスープをじっくり飲んで美味しかった(≧▽≦)
次女もぐびっぐびと飲んで、みんなが美味しい!!と感謝して、長女は本当に嬉しそうだった。
ぺあぜっとiには、「水でゆっくり戻すことによって遊離アミノ酸が溶け出す」など、料理のレシピとは違って理系な表現で解説されていて面白い。
他には、世界からみた出汁の食文化の差や、グルタミン酸ナトリウムを見つけたのが日本人研究者であることもコラムで読める。
【ねらい】
和食の基本である「だし」に注目し、素材本来の繊細な味わいを感じる力を育てる
(2015年8月ぺあぜっと)